むすびisソウタシエアクセサリー作家・加藤真希

アトリエはもちろん、電車の中やキッチンなど。

思いついたらいつでも書き留めておけるように、

出かけるときはいつでもペンとノートを持ち歩いています。

 

デザインノートは、現在15冊目を迎えています。

(2019年上旬時点)

むすびisの作品・キット等のデザイン、製作等は、すべて加藤一人が担っています。

そんな私は根っからの紙派。

言葉でもイラストでも関係なく、

イメージしたことはまずどんどん書いてみるところから始めます。

 

伝えたいメッセージや衝動を。

曲線の流れやパーツの配置を。

 

色はほとんど塗らず、仔細まで描き込むことはしませんが、

一旦すべてノートや端紙に吐き出してから眺めて、修正して、を繰り返して

1点ずつの作品にあたっています。

 


むすびisソウタシエ作品・雨あがりのクレマチス

 

「雨あがりのクレマチス」(2017年)

 

真夏の太陽に向かって、力強く蔓を伸ばす夏の花

「クレマチス」の花を作りました。

 

突然ザッと降ってきた雨粒をたっぷり蓄えた様子を、きらめくスワロフスキー・クリスタルパールで表現。

 

いくえにも絡まるツタの表現の試行錯誤は、作品の一つのターニングポイントとなりました。

 

クリエイトユアスタイルコンテスト2017出品作


むすびisソウタシエ作品・あふるる水のネックレス

 

 

「海のある景色のネックレス」(2017年)

 

むすびis・加藤の地元は、

海と山に囲まれた小さな田舎町。

そんな田舎の、素朴な海の景色をネックレスに仕立てました。

 

町の特産である藍染めを用いたモチーフは、青森県の伝統技法「こぎん刺し」の職人の手によるもの。

 

波や海辺に生える野草を曲線で描き、

海色のビーズをネット上のチューブに詰めて、

砂浜の様子を表現しました。


 

「寒椿のネックレス」(2017年)

 

冬の住宅街。椿にこんもりと雪が積もっている様子からインスピレーションを得たネックレスです。

 

布花で作った椿にはスワロフスキーの溶けた雪をあしらい、

ふんわりとまとめたソウタシエブレードで枝と雪を

表現しました。


 

 

「あふるる水のネックレス」(2017年)

 

川の源流の方で、水が滾々と湧き上がりながら

静かに流れていく様子を表現したネックレスです。

 

従来のギュッとつまった感じのソウタシエの使い方から

ゆるやかで自由な曲線の作品を目指しました。

 

スワロフスキー・クリスタルパールの上質な輝きは、

水の清らかさを引き立ててくれます。

 

むすびisソウタシエ作品・霧の彼岸花

 

「霧の彼岸花」(2018年)

 

夕方の彼岸花の群生地。あたりが暗くなる中、

彼岸花が怪しく美しく咲いている様子を表現。

 

布花の彼岸花や、60mも縫い合わせられた組紐が画面から湧き出るように作られています。

 

従来のアクセサリーの表現ではなく、

大型のフレームに刺繍を施すことで、

より動きのある作品作りにチャレンジしました。

 

AJCクリエイターズコンテスト2018入選


 

「ある花瓶のおめかし」(2019年)

 

布花とソウタシエの技法を織り交ぜ、

より立体的な作品作りに挑戦しました。

 

従来の平面的なソウタシエの世界から脱却すべく、

自分らしい表現を模索しています。

 

普段縁の下の力持ちである花瓶を「花で飾る」イメージで、

ツタのように這う花と葉っぱでふんわりと囲み、

生き生きとした様子を表現しました。

 

葉っぱの斑は手染めの布を用い、200枚の葉っぱの縁は

すべてソウタシエ用のブレードで縁取りをしました。

 

AJCクリエイターズコンテスト2019佳作


 

 

「寿ぎの桜」(2019年)

 

繊細な布花やソウタシエのモチーフを立体的な

額縁の中に封入して、飾りやすく仕立てた額作品です。

 

友人の結婚祝いとして作られたもので、

暖かな日に満開に咲く桜の花と、

二人の末永い円満な家庭を祈った、

2つの円モチーフが使われています。

 

以前から取り組んでいる額作品を、

より日常生活の中で楽しんでいただくべく

試行錯誤をした1作品。

 

 

 

「枝珊瑚のネックレス」(2019年)

 

ソウタシエの、カラフルでどこへでも伸びてゆける自由さをテーマに、夏らしい枝珊瑚のネックレスを仕立てました。

 

青い海に、幾重にも重なって生える珊瑚の姿を表現するために、ポイントごとに2本の枝が交差し、先に行くにしたがって細く若くなる枝の太さは、パールビーズの大きさを変化させることで表現しました。

 

パールビーズは、200個のスワロフスキー・クリスタルパール6色を用いて多層的に表現。

 

深い青色のアシンメトリーのスワロフスキー・クリスタルを用いて、左右のバランスをとりました。

 

ビーズアート雑誌「Bead Art」Vol.30 掲載作品